信号無視が原因の交通事故|ケース別の過失割合を解説
信号無視による交通事故であっても、事故の状況次第で青信号側にも過失が認められるケースがあります。
本記事では、信号無視が原因の事故における基本的な過失割合の考え方と、状況別の判断ポイントについて解説します。
信号無視が原因とされる交通事故の過失割合の考え方
過失割合とは、事故の発生について当事者それぞれにどの程度の責任があるかを割合で示したものです。
信号無視が認められる場合、交通ルールに違反している点が重く評価され、原則として信号を無視した側の過失は大きくなります。
しかし、信号無視があったからといって、必ずしも過失割合が100対0と判断されるわけではありません。
事故当時の状況や相手方の行動によっては、過失割合が調整されることもあります。
信号無視事故における過失割合の目安
ここでは、自動車同士の事故を前提として、信号無視事故の主なケースは以下の通りです。
- 赤信号を無視した車と青信号側との事故のケース
- 黄信号や信号の変わり目で起きた事故のケース
- 右折車と直進車が衝突した事故のケース
それぞれの場合の過失割合の目安についてみていきましょう。
赤信号を無視した車と青信号側との事故のケース
当事者が車同士の場合、過失割合は原則として赤信号を無視した車が100%、青信号の車は0%になります。
青信号で交差点に進入する際に、対向車が信号無視をすることまで予測して注意する義務はないためです。
ただし、青信号側の車に著しい前方不注意があったり、時速15キロメートル以上の速度違反があったりした場合には10%程度、時速30㎞以上の大幅な速度違反が認められると20%程度の過失が加算される可能性があります。
黄信号や信号の変わり目で起きた事故のケース
黄信号は原則として停止すべき合図であり、安全に停止できない場合を除いて進行は許されていません。
そのため、黄信号で交差点に進入した車と、赤信号に変わってから進入してきた車が衝突したような事故では、黄信号で進入した車にも20%程度の過失が認められ、赤信号の車と80対20となるのがひとつの目安です。
右折車と直進車が衝突した事故のケース
交差点で右折する車と直進する車が衝突した事故では、信号の状況や進入のタイミングによって過失割合が判断されます。
右折車は、直進車の進行を妨げないよう注意義務を負っているため、赤信号や黄信号で無理に右折した場合には、右折車側の過失が大きく評価されるのが一般的です。
ただし、直進車が著しい速度超過をしていた場合や、前方不注意が認められる場合には、直進車側にも一定の過失が加算されることがあります。
まとめ
信号無視が原因とされる交通事故では、原則として信号無視をした側の過失が大きく評価されます。
しかし、事故の状況や当事者の行動によって過失割合はケースごとに判断されます。
ご自身に不利な過失割合で話が進められそうな場合には、弁護士に相談することをおすすめします。
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