交通事故解決までの流れ

■ 交通事故解決までの流れについて
交通事故が発生した場合、解決までどのようなプロセスを経るのでしょうか。そもそも、交通事故の加害者となった場合には、慰謝料・示談金をはじめとする賠償金などの民事処分の他に、刑事罰を受ける刑事処分と免許の権利に関する行政処分を受けることになります。それらの大体の解決までの流れは6つのパートに分けることができます。

⑴ 事故発生
交通事故が発生した場合、事故直後に警察に通報、保険会社への連絡、負傷者の救助を行う必要があります。

⑵ 治療段階（入院や通院）
交通事故の被害者である場合には、加害者側の保険会社が治療費を病院に支払ってくれます。この治療費以外にも病院までにかかる交通費などの諸経費も後々請求できますので、領収書などを適切に管理しておくべきです。

⑶ 症状固定
症状固定とは、治療をしてももうこれ以上の改善は見込めない状態のことを言います。いわゆる後遺症とは、この症状固定後に残った症状のことを指し、この後遺症が被害者請求や事前認定によって後遺障害として認定されると、慰謝料や遺失利益の請求が可能になります。

⑷ 示談交渉段階
被害者もしくは被害者弁護人が相手方保険会社と示談金（慰謝料も含む）などについて示談交渉を開始します。

⑸ 裁判段階
話し合いによる解決が見込まれないのであれば、中立な第三者を介入させて法的な解決という手段を取ることになります。

■ 交通事故解決までの期間
交通事故が発生してから示談までに至るまでにどれくらいの期間がかかるのでしょうか。実務上、平均的には約2〜3カ月ほどとされています。これはあくまでも目安ですから、交通事故の態様が複雑なものや、争点が多くある場合、後遺障害認定に異議申立をする場合、示談がまとまらない場合などには示談までに長期を要するケースも多くあります。早期解決を求めるには弁護士相談をして円滑な示談交渉を行うためのアドバイスをもらうのが宜しいでしょう。

さくらレーベル法律事務所では、東京都新宿区を中心とする千葉県、埼玉県、神奈川県エリアで交通事故問題解決などのさまざまな交通事故に関するご相談を承っております。交通事故に関する法律問題や、この他にも、刑事弁護や男女トラブル等、幅広く扱っておりますので、交通事故問題、交通事故解決で弁護士をお探しの方は、当事務所までお気軽にご相談ください。